<私が考えるリハビリテーション>

皆様はじめまして。私、栃木県上三川町にあります、一般社団法人巨樹の会 新上三川病院で理学療法士として働いております、柳田好範と申します。

 

誠に僭越ではございますが、想形会代表の山本さんからご指名いただきまして、想形会のコラムを担当させていただきます。

 

自己紹介はこちら↓

 

名前:柳田 好範(やなぎた よしのり)

出身:茨城県結城市

年齢:31

職場:新上三川病院(急性期、回復期、外来、訪問あります)

職業:理学療法士9年目(なんとか整形急性期・外来部門の副主任を任せていただいております)

得意分野:整形外科急性期、運動器外来

趣味:Hulu鑑賞(最近はもっぱらNizi projectです←)

 

 

ありきたりでざっとこんな感じです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

そしてコラムと言いましても、どこのどいつかわからない馬の骨の話を読んでも、まぁ面白くないとは思います。このように文章を書くのも初めてですし、皆さんにちゃんと読んでいただけるか自信も正直ありません。

 

何を書こうか、どうしようかなーーと丸々4時間は考えまして、やはり少しでも有益な情報を、そしてまずは私を知っていただくためにも

 

「私が考えるリハビリテーション」

 

について、お話しさせていただければと思います(余計意味わからなかったらすみません)。

 

リハビリテーションの技術や知識に関しては、このコラムではなく勉強会に出たりや本を読んだほうが、200%勉強になります。

ただ、療法士がどのような考え方をもってリハビリテーションに取り組んでいるのか、といった話だったら、少しは役に立つのかなと考えました。

 

なので、私の今までの経験談や、何を考えて日々の臨床や業務に取り組んでいるのかを、書いていこうと思います。

 

 

おそらく長くなってしまうので、数回に分けて書いていきます。そうです、初心者がいきなりシリーズものです。

ざっくり過ぎて何話すんだって思うかもしれませんが、最後まで読んでいただければ幸いです。

では、まいります。

 

 

    私の考えるリハビリテーション~若気の至り編~

 

リハビリテーションの現場は、肉体&知的労働、精神力も必要で、日々試行錯誤の繰り返しです。

 

患者さんをよくするために、チーム一丸となってあれやこれや考えながら、現場で汗を流して奮闘しております。そして一喜一憂しながら、患者さんが元気になって笑顔になっていく、、、それがやりがいでもあり、体・頭・つらいことがあっても笑顔を絶やさない強い精神力を使う、私たちの働く原動力になっていますよね。

 

 

ですが、現場はそんなに華々しいものだけではありません。

 

・思ったようによくならない患者さん

・転倒や医師からの指示越えなどのインシデント

・腰痛や肩痛など、こちらの身体が悲鳴をあげてくる

・時には病棟や医師との衝突  etc…

 

患者さんと笑顔でリハビリテーションしている裏側では、頭を抱えることも多くあると思います。

 

私も5年目ぐらいまでは、いろんな悩みで臨床が嫌になることもありました(←たかが9年目なのに偉そうですみません)

 

そして現場でいろんな経験をしながら、様々な先輩療法士の先生方にご指導いただいた中で、私の中で少しずつリハビリテーションに対する考え方の柱ができてきました

 

 

療法士の方なら、一度は考えたことがあるかと思います。

「リハビリテーションとはなんぞや??」と。

 

この質問すると、いろいろな言葉が返ってきますが、今の私はこう考えています。

 

 

リハビリテーションとは、

「その方にとって当たり前のことが、自分からできるようになること」

 

 

なんだか偉そうなことを言っていますが、私の臨床感にはこの言葉がとても合っています。

この考えに至るには私の、こんなとある経験からきております。

 

皆様もこんな経験ありませんか?

 

 

入院もしくは外来でリハビリテーションを担当した患者さんがいました。自分はいろんな勉強会に参加して、いろんな徒手療法や知識を得て、早くそれを生かして患者さんをよくしたいとうずうずしている。リハビリに入るときは、それはそれは徒手であちこち介入させて頂き、ひたすらhands onの日々。その結果からか、機能がどんどんよくなり、日常生活レベルも上がって、患者さんも大変満足してくれました。

そしていよいよ患者さん卒業の日。いろんな思い出を話しながら、名残惜しく、遂には涙を流して感謝してくれる患者さん。

 

「よくなってよかったですね、お大事にしてください!」

そう言って送り出し、笑顔で帰っていく患者さん。やっぱりこの仕事最高だなー!!と、こちらも充実感たっぷり。

 

しかし数か月後、、、

たまたまその患者さんと出会ったとき、なんだか浮かない顔をされている。

 

「〇〇さん久しぶり!あれから調子はどうですか??」と尋ねると

 

「あなたとのリハビリがなくなってから、なんだか調子が悪くてね、、無理だろうけど、もう一度、あの時のようなリハビリやってほしいわ、、」と弱い作り笑い。

 

頼っていただけるのはありがたいけど、なんだかやるせない気持ち。

 

あの時はよかったのに、ちゃんとよくしたはずなのに。でも、今は調子悪いのは、私の関わり方が悪かったのか?、、、でも、、でも、、

 

 

 

私はこのような経験をたくさんしてきました。

 

 

私は結局、「やっぱり私の手の技術がなきゃダメかーー!」と解釈してました。めちゃくちゃ天狗になって鼻先が2kmぐらい先まで伸びまくって、ふんぞり返って偉そうにしていました。

後輩にも徒手の指導しまくりで、「もうね、これやったらよくなるよ」的な素晴らしい指導もしていました(お恥ずかしい、、、)。

 

そんな5年目のある日、天狗な自分に衝撃が走ります。

 

 

つづく。

 

 

次回

    私の考えるリハビリテーション~天狗から〇〇に編~

 

なるべく早めに更新していきます!が、遅かったらすみません、、、

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!m(_ _)m

 

 

2020年8月17日

 

一般社団法人巨樹の会 新上三川病院 副主任 理学療法士 柳田好範

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